芋の子汁

 この時期は大体、芋の子汁を食うことが多い。「芋煮」呼びの方が一般的かもしれんが、ここいら一帯は「芋の子汁」と大体呼ぶ。

呼び方はさておき、芋の子汁(芋煮)は地域によって、色々とバリエーションがある。味付けのベースが醤油だの、味噌だの。使う肉は鶏だの、豚だの、牛だの、と。

 

 基本的に自分の場合、醬油ベースの鶏肉になる。味噌にしない理由は普通の味噌は一晩置くと味が落ちるため、作り置きには適さない。鶏肉にする理由は単に安いからである。そのため豚肉が特売であれば普通に豚肉を使う。牛肉?そんな高いもん使うわけねえだろ、でまず使わない。また醬油ベースとは言いつつ、味付けに使うのは醤油でなく、めんつゆである。醤油ベースにしているのも、めんつゆの使いまわしが利くという理由による。こう述べていると、味の好みうんぬんでなく、単に材料の調達のしやすさやら、使いまわしやらで決まっていることがわかる。

 

 芋の子汁自体、ニンジンやらゴボウやらの野菜(ビタミン)、こんにゃく(食物繊維)、サトイモ(炭水化物)と栄養バランスが取れている。汁物兼主食でそれ一杯で済ませることも多い。ただし、加熱する関係上、ビタミンCは摂りづらい。そこはネギ(生)でも添えて補ってほしい。

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