糸ようじ3日目

 歯間に溜まる歯垢。糸ようじ(デンタルフロス)はこれを除去するためにあるが、この歯垢。使用後の糸ようじを嗅ぐとわかるが、下水汚泥と同じ臭いである。昔、インターンシップ先で下水汚泥に手を突っ込んだ自分だからこそわかる。尚、インターンシップは2社行ったが、2社とも下水汚泥に手を突っ込んだ。あの時以来、汚物耐性が大幅に強化された。
 話を元に戻す。歯垢の臭いを下水汚泥と同じと言ったが、正確に言うと嫌気性発酵の硫化水素臭である。この臭い人によっては「腐った卵」とも形容されるが、この御時世に腐った卵に遭遇すること自体稀であり、自分には下水汚泥の方がしっくりくる。人から発生する臭いと下水汚泥の臭いが同じでも何ら不思議ではない。下水など人の排泄物が混ざっている。その集大成のような汚泥から同じ臭いがしてもおかしくない。
 
 歯垢の臭いが下水汚泥と同じと説明した上で、話を元に戻す。糸ようじを使って臭うということは、普段この下水汚泥臭を口から放っているということである。昔の上司がまさにコレであり、自分は毎日、汚泥臭と対峙していた時期がある。そんな自分も糸ようじを使うと、やはり臭う。だが、糸ようじを3日も連続で使えば、大体消え去る。継続して使用することで堆積した歯垢が除去されるためではないか、と考えている。
 糸ようじは毎日使うことが推奨されるが、歯周病うんぬんかんぬん以前に、人間関係での公害問題の解消の方が効果がデカいのではないか?と最近疑っている。